長春での留学
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長春は留学先としてクローズアップされることはほとんどありません。ですが、中国国内では長春はハルビンと並んで普通話がキレイなことで知られています。「北京人の普通話は聞き取りにくくて困る」と多くの長春の人が語るほどです。キレイな発音をマスターするのに長春には留学するメリットが大きいといえます。
長春には戦前、満州国の首都が置かれていました。ですが、だからといって市内で反日意識が特に強いというわけではありません。長春に留学したからといって嫌な思いをすることはないでしょう。日本語を勉強する中国人学生も多いですので、相互学習で留学生活を充実させることもできます。
長春は人口数百万人の大都市で、商業施設なども整い、生活で不自由することはありません。市内には大きな公園も多く、緑があふれる落ち着いた環境の中で留学することができます。冬の寒さには覚悟が必要です。 |
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長春の基本知識
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長春は吉林省の省都である。清代の18世紀終盤から農業開発が進んだが、19世紀末に東清鉄道の支線がハルビンから開通すると経済活動が活発化した。日露戦争でこの鉄道の権益を獲得した日本は南満州鉄道を設立し、以降、長春への日本の進出が進んだ。満州国が建国されると長春には首都がおかれ、新京と改称された。日本による都市計画が実施され、市内を南北に貫く大通りなど、現在の長春を形成していった。市内にはヤマトホテルなど当時の建物が今でも数多く残っている。日中戦争終了後、再び長春へと改称された。
長春第一汽車の本拠地で自動車工業が発展しているほか、重工業も盛んである。 |
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長春のデータ
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人口:751万人(2008年)
面積:20,571平方キロ
行政区分:副省級城市 |
長春の気候
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1月平均最低気温:-19.7度
7月平均最高気温:27.6度
年間降水量:570.4mm
年間日照時間:2,616.7時間 |
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